7年間も囲っていた愛人にフラれ、妻とも離婚した雨津木。
憂さ晴らしにバーで出会った従順な年下の男・針間を抱こうとするが、実は針間は以前から雨津木のことを狙っていて、逆に抱かれてしまう。

「あんた、手錠で繋がれてもエラそうなんですよね。そこが良い。」

余裕たっぷりで生意気な針間が、雨津木は憎たらしくて仕方ない。
ヤツにのしかかられる受け身の快楽は、不覚にも体になじんできてしまった気がするが、ヤツのことなど絶対に認めない。

あんな憎たらしい男の手に落ちてたまるかーー。

『悪人の縛り方』（「ロンリープレイグラウンド」下巻に収録）も含め、待望の音声化！

特典小冊子と特典CDがセットになったスペシャルエディションを同時発売♥

雨津木不動産代表取締役社長。45歳。
妻帯者でありながら愛人（雪文）を囲って調教していたが、愛人にフラれ、さらに愛人との関係がバレたことで妻とも離婚。20年バリタチだったが、針間に抱かれてしまう。プライドが高く、こだわりも強い。気難しく口も悪いが、仕事はできる。甘いものが好き。